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2015年6月
10:00~12:00 第3回講習会(本鉢定植) 参加者:会員・一般市民 「大菊三本立て定植の仕方とその後の管理」について、テキストや板書による図解を用いて詳細な説明が行われ、最後に岡田会長の周りに集合して、整枝されている苗を手順に沿って9号鉢に移植する作業を見守りました。 13:00~15:00 会員の懇親会 今回の懇親会は、会員一人ひとりが今年度の目標や挿し芽・小鉢上げ・中鉢上げ時の苗の選択基準、生育状況などを詳しく話しましたので、大変参考になり、2時間があっという間に過ぎていきました。 特に今年度お手本としている吉田さんの「挿し芽は100を超え、小鉢の苗を中鉢に移植する際、30鉢処分」というお話をお聞きし、その思い切りの良さを見習わなければ…と思いました。私の性格上実行は非常に厳しいものがありますが…。 … お手本としていた吉田さんとの衝撃的な会話 … 4月12日の第1回講習会の時だったか、翌13日の大船フラワーセンターでの研修会の時だったかは忘れましたが、吉田さんに「今年度はプロの土で、1度も成功したことのない厚物を作りたいので、よろしく…」とご挨拶をしてから、実施中の苗の冷蔵保存の話にいき、「挿し芽土も購入しましたので、少し安心しています…」などとお話が繋がっていったように思います。さらに、昨年までのように土は使用前にどぶづけして、後は手順に沿って挿し芽を行うと思っていましたので、そのようなこともお話したでしょう。 綾瀬菊花会の男性は、皆さんとても紳士的な方が多いのですが、その中でもひときわ穏やかな吉田さんは、にこやかな表情を浮かべながら、以下のような手順を説明してくださったのです。 「使用する前に、水分をたっぷり与えて土嚢に入れ、通気性のよいところに置いて2~3週間放置し、微生物の増殖を促してしっかり熟成させてから使用すると、大変効果的なのだそうです。」 心の中で私は思わず、「ギャーッ!」と叫んでいました。 最初の挿し芽は短管の「聖者」と「冨水」で、4月19日に予定していたからです。12日か13日に帰宅後早速作業を始めるとしても、これでは微生物が永い眠りから覚めてあくびをし、「これから頑張ってみるか―!」と動き出すレベルなのではないでしょうか。 次の挿し芽が4月25日で、右近・銀峰・金山・越山などの厚物系です。これは10日は経過することになりますが、まだ熟成途上です。 最後が4月30日で、金波・光輪・名所などの管物系です。ここまできますと、2週間は経過しますので、土はベストコンディションではなくても、かなり良い状態になるでしょう。先の2回のうち、短管以外は鉢を処分せず、伸びてきた厚物系も再度挿し芽をしなければ…と考えたのでした。 いずれにせよ、専門家の土がどうであれ、スタートからの失敗です。先が思いやられます。 後でじっくり「挿し芽土」の袋の説明文を読み直しましたら、上からぎっしり書かれていた効能の一番下に「使い方」として、吉田さんの教えてくださった項目がしっかり書かれていました。 それ以後、袋に書かれている文字は念には念を入れて読むことにしています。 6月16日~17日にかけて 最初の大鉢上げを行った際にダニが発生しているのに気付き、翌日「ダニトロン」を散布しました。 6月23日(日) 10:00~12:00 第1回菊部会 綾瀬市役所会議室 11月4日~8日に綾瀬市役所1階ロビーで開催される「菊花展」に向けて、前日からの菊の搬入・会場設定・菊花展終了の翌日の搬出、他の項目についての話し合いが持たれました。 私は今年度会計として初参加をしました。 6月25日(木) 地区理事の福島さん来訪。 これから地区会員お二人の家を訪問するとおっしゃるので、私も同伴させていただきました。 一昨年一般公募で菊花会に学習にいらして菊花展にも出品し、昨年度入会して立派な菊を育て上げた若手の藤岡さんは、今年も順調な様子でした。 ご自宅から道路を挟んだ広々として1日中日当たりの良い駐車場の脇に菊の設置場所を確保なさっていらっしゃいます。目下、朝晩ご自宅から駐車場に中鉢上げの菊を移動しているそうです。 ベテランの大塚さんは整枝や大鉢上げの最中で、整枝で枝が折れないよう水を控えている鉢が並んでいました。盆栽も勉強していらして、ここ数年菊花展でも展示していらっしゃいます。 どちらのお宅でも、延々と熱い話が続き、なかなか立ち去れませんでした。 6月27日(土) 別地区のベテラン笠間さん宅を訪問しました。 昨年度の挿し芽の時期に大量のアブラムシが発生し、自分の苗がほとんど取れなかったとき、たくさんの苗を分けていただきました。またその際、冷蔵庫に保管していらした「だるま」や「福助」用の冷蔵保存苗を冷蔵庫から出してきてくださって、実際にどう冷蔵保存を行うかのご教示もいただいています。 今回は柔らかいメジャーを持参し、鉢の縁からどのくらいの位置で胴切りをなさるのかをチェックさせていただきました。20㎝~22㎝の位置が多かったです。芽が5mm伸びてからBナイン1,000倍液をかけるそうです。 胴切りに関しましては、理事の福島さん宅でも丁寧に教えていただいています。 Bナインをかける時期が多少前後しますが、どちらのやり方でも成功することは間違いありません。 2015年7月
7月13日 大鉢上げ完了 7月前半は整枝や大鉢上げの作業に忙殺されました。初めて育てる菊もあって、「強大」など「君はどこが強大なの?」と思うほど、葉っぱや茎は立派なのに、少し触れただけで葉が根元からバキッと折れてしまうなど、神経を使うものも出てきました。もっとも、私の肥料のやりすぎからそうなってしまっているのかもしれませんが。 ここのところ雨続きで液肥や活力剤を与える日数は減ってしまいました。蕾が大きくなるまでは、ほとんどが屋根のないところに置かれていますので、雨の場合はずぶ濡れの状態になるからです。 早めに大鉢上げしたものには追肥を与える時期が来ていましたが、それも雨ということで中止しました。 液肥と違って、乾燥肥料は与えても雨で溶けてかえってよかったのかもしれません。 次回の雨の場合はやる予定です。 13日には区切りをつけるべく、残っていた菊の半分は思い切って処分して大鉢上げを完了しました。 吉田さんの思い切りの良さを実行に移すことができました。 7月15日 3鉢に黒斑病か茶斑病発生 挿し芽の時期や苗を2回に分けていただいたりして、小鉢上げ・中鉢上げの時期が何通りにもなって管理が煩雑でしたが、大鉢上げは大きく3つの時期に分類し、今日は2番目の時期の大鉢に追肥を行いました。 「天・地・人」の具合を確認しながら施肥を行いましたが、1鉢は「天」の芽が育たず処分し、もう1鉢も「天」の芽がひ弱で、その下の芽は他よりも短く、うまく形が整いそうもないので脇に除けておきました。 「泉郷夢蛍」2鉢と「彩胡犬鷲」1鉢の下葉に丸い茶色の斑点が出ているのを発見し、隔離しました。黒斑病の発生です。先日福島さんからお電話で、「黒斑病が出たけど、そっちはどう?」と聞かれていました。 苗は兄弟ですから可能性大です。もっとも菊の名前は確認していませんでしたが。 梅雨期や秋雨期に多く発生し、多湿・肥料切れ・チッソ過多などで発生しやすいと岡田会長から講義を受けています。私の場合、肥料切れはあり得ないと思いますが、他の条件はぴったり当てはまります。 土ハネでも伝染するということですので、ミズゴケを敷く予定です。 目下、台風11号が西日本上陸かという時期で、朝から気まぐれに激しい雨が降ったり止んだりを繰り返しています。晴れ間がみえてくるという7月18日から、岡田会長のテキストに記載されている「ダコニール乳剤・トップジンM水和剤・ベンレート水和剤・マンネブダイセン水和剤(全部を畑をやっている夫が持っていました!)」の中の2~3の薬品を1週間間隔で散布してみて様子をみることにしました。 追記(7/19): 昨年の記録によりますと、8月2日に「トップジンM」を使用し「3鉢に黒斑病か茶斑病発生」と記載されていました。黒斑病や茶斑病は今回が初めてかと思いましたが、そうではなく昨年もこの時期に発生していたようです。菊の病気系の薬品として「サプロール」と「ストロビーフロアブル」と「トップジンM」の順での使用が続いていました。今年もこの順でいくつもりです。 7月17日 日よけカバーをかける 台風は四国に上陸した後、日本海に向けて北上するコースを取り、風も雨も午後にはおさまり、強い日差しが戻ってきました。 昨年も7月14日に白の寒冷紗をかけましたが、今年も2~3日前の強い西日に、「富士の輝」と「越山」の葉が数枚焼けてしまったので、今日は西日の当たる側にカバーをかけました。またインバイトもつけました。 明日は殺菌剤・殺虫剤の処理後、全体にカバーをする予定です。 7月19日 綾瀬菊花会の「定植状況巡回」がありました。 岡田会長はじめ11名の会員が今年度初めての各家庭巡回で訪れ、定植後の菊の様子をご覧になって、様々なアドバイスをしていかれました。黒斑病か茶斑病かと思われた菊はナメクジの可能性もあるということで、そちらの処置もすることにしました。 7月25日 一部大鉢に追肥を行い、菊鉢の位置交換も行いました。2鉢虫にやられる。 ビニールで上を覆われていて雨のかからない位置に置かれていた鉢を、そうでない鉢と位置の交換をしました。 ついでに天・地・人のチェックをしたところ、2鉢がそれぞれ1枝ずつ小さくて細長い1匹の虫に入られ、葉っぱが丸まっていて、芯が食い荒らされていました。 1鉢は回復不可能で処分し、もう1鉢は何とかなりそうなので様子を見ることにしました。もちろん殺虫剤を使用しました。明日は残りの菊鉢をチェックする予定です。 これからは害虫に対し油断は禁物の日々が続きます。 7月26日 位置交換していない鉢をチェック、1鉢の土の表面を多数のダニが蠢いていました。 その鉢のみにオルトランDX粒剤を施し、ハダニ・アブラムシ用の殺虫剤もかけました。 翌日1匹のみすごい速さで鉢の縁を横切るのが見えましたが、そのほかのダニが動いている様子はありませんでした。29日は通常の殺菌・殺虫剤を施す日です。 7月29日 天・地・人のできていないもの、高低差のあるものに対する処置 高低差が目立つ鉢:1,800倍のBナイン処理で1か月様子をみることにしました。 天が幾分か短い鉢:葉面散布処理で1か月様子を見ることにしました。 |
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