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2015年8月8月01日(土) 2/3に追肥を行う 7月31日早朝にチェックした時、2鉢「太平の宝」と「金山」に重大な病気を発見しました。 今度こそまぎれもない褐斑病です。菊の病虫害の写真で何度も見たことのあるものなので、間違いないと確信しました。 この日は「練功」の行事のバス旅行で1日動けないので、他の菊と隔離しておきました。 8月1日、「太平の宝」は3枝とも新しい葉がやられているうえに、相対的に分岐からの立ち上がりが短いので、薬剤処置をし胴切りするとかなり伸長が損なわれるのは確実と思い、処分することに決めました。 金山は薬剤処理の効果を見届けるためにも育てることにしました。 他の菊の葉もチェックし、わずかな斑点らしきものがあるのを発見したものには、病気ではないと思われるものにも、念のため、「ベンレート」を施しました。水がはねないようにミズゴケも敷きましたので、目立つようになっています。4日おいて、あと2回処理してみます。 斑点らしきもののある菊名は、「晴れ舞台」2鉢、「桜島」、「夢蛍」2鉢、「犬鷲」です。 そのうちの「夢蛍」と「犬鷲」は7月19日に「トップジンM」を施してあったものですが、29日にも「ストロビーフロアブル」を散布したので、見た目は先月と変わりはないように思います。
8月05日(水) 液肥・活力剤・透水源を与える 液肥は予定通りハイポネックスを使用しました。慎重に3枝の先まで観察しながら実施しました。 ところが1枝浅く摘心したように芽がぷっつり切れてなくなっているのが見つかりました。すぐわきの小さくか細い葉も取れかかっています。虫にやられたのか、寒冷紗が風に揺られてこすって落としたのか判断がつきません。周囲に虫らしきものも、フンもありません。 ポールの継ぎ目の下7㎝くらいまで伸びているので、3枝揃えて胴切りしました。 目印のミズゴケが敷いてありますので病気を警戒中の菊だとはわかりましたが、「夢蛍」でした。踏んだり蹴ったりの目に合って、本当に気の毒な菊です。立派な花でなくてもよいから、何とか普通に咲かせてあげたいです。 8月07日(金) 地区の若手のホープ、藤岡さん宅訪問 富士の輝(2鉢)・新雪(1鉢)の生育状態が他と比べて劣っていたので心配していましたが、ついに根が張っていない状況がはっきりしてきました。下葉が順番に黄ばんできていましたが、もう水分も吸収できなくなり、脱落しました。とても残念ですが、「富士」系は毎年育てるのに苦労しています。あと1鉢残っていますが、うまく育ってくれるか不安です。 暑い日が続き、遮光率20%の寒冷紗で無理をさせているせいか、例年より全体的に葉の色が緑というよりは、黄緑に近いのも気になっています。専門家の作成した土壌も用いていますが、今のところ、いつもの私流の菊成長ぶりで、メリットが実感できていません。 そんなこともあり、また、第1回目の巡回にも参加できていなかったこともあって、買い物ついでに若手の藤岡さん宅の菊を見せていただこうと車で出かけました。幸い藤岡さんはだるまか福助の手入れの最中で、快く駐車場に設えた菊棚を見せてくださいました。 寒冷紗は遮光率40%の黒のもので、菊作りベテランの土屋さんの紹介で、寒川のお店で注文し取り付けたそうです。普通のお店では私のところのように白の20%と黒の50%と70%の寒冷紗しか取り扱っていません。取り付けるならお店も紹介してくださるということですが、我が家の菊栽培の場所が狭い庭の4か所に分散していて1か所に纏められないので、なかなか実施は難しいです。 藤岡さんはまだ入会して2~3年ですのに研究熱心で、盆養3本立ての他、だるま・福助・福島さんから7本立て用に早期から栽培した菊をいただいて、ご自分で3本から7本に枝分けし、上に取り付ける輪も針金で作成し、中央部以外の6本の背丈も揃えて、上手に7本立て菊を作り上げていました。 また鉢も熱くならないようにアルミを巻き、根張りをよくするために後日追肥を入れるセパレーターも建築廃材を用いて作成してありました。 全体的に菊の成長は素直に育ち順調そのものですし、背丈も十分伸びていて葉の色も健康色でした。 セパレーターに関しては、購入する方もいますが、皆さんいろいろ工夫して作っていらっしゃいます。 竹筒を縦に割って使用する人、樋をセンターで割って使用する人、昨年の吉田さんはスポンジをビニール袋に入れたままの状態で縦に埋め、後の肥料と増し土用空間を作っていらして、これなら私もできると感心したものですが、今年に入っていざやろうとしたら、いったいいくつ必要になるのか…、金額は…などと計算してしまって、実施には至っていません。この踏ん切りをつけられないところが私の弱点の様です。 … 藤岡さんの菊栽培 …
8月08日 殺菌・殺虫剤(トップジンM・オサダン・スミチオン)散布 8月10日 液肥(みらい)・活力剤・透水源散布 8月11日 1/3に追肥与える 8月15日 液肥(ハイポネックス)・活力剤・透水源散布 一部の位置交換実施 8月16日 綾瀬菊花会の生育状況巡回(役員・一般会員の希望者) 9:00に綾瀬市文化会館前に集合し、2台の車に分乗して会員の家を巡回して、岡田先生のご指導をいただきました。今回の参加者は11名でした。 我が家は今年度は訪問1番目です。 専門家の土を使用し、ベテランの苗をいただいて、7月の定植状況巡回まではまあまあ順調な生育ぶりだった私の菊でしたが、1か月後の現在は、厚物の茎が太くなるわけでもなく、葉っぱが大きくなるわけでもなく、例年の私の菊の状況と何ら変わりがありません。 岡田先生の講評は「全体的に根張りが弱い」でした。「下葉が落ちてないので、まあ、涼しくなったらよくなるのではないか。」と期待を持たせてくださいましたが、本人が一番よく分かっているような気が致します。 これまでは土作りに問題があるのではないかと思っていましたが、原因は他にあるかもしれないとわかっただけでも収穫だったと思いたいです。 ベテランは、菊の置き場所の環境の影響もあるかとは思いますが、その年の天候が暑かろうが、寒かろうが、雨が多かろうが、少なかろうが、いつも生育期の菊の状態は良好なのです。 例外はお孫さんを預かり、エアコンの熱い空気がもろに菊に当たってしまったお宅の菊くらいかもしれません。ベテランなので、それこそ涼しくなったら良い状態になるだろうと私は思っています。 岡田先生の本日の講評:(13:40 解散) 全体的に今年の暑さのため菊の成長はいじけた感じがする。 葉も大きくならず、丸まったり、皺があったりしている。 根の張りもよくない。 このまま2~3週間もたせて、20日過ぎ頃から追い込みとして、カリの多い肥料を与えるとよい。 9月のつぼみの状態を見て更に調節していくこと。
8月21日 殺菌・殺虫剤(サプロール・モスピラン・コロマイト)散布 8月31日 殺菌・殺虫剤(アミスター・ベストガード・ピラニカ)散布 |