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あやせ山楽会は1996年に神奈川県綾瀬市で発足した中高年の山の会で、山を通しての会員相互の親睦と「あやせ山楽会」の向上を図り、自然を愛し、自然に親しむことを目的とした生涯学習の会です。私は1997年に入会しました。退会するまでは、岩・沢登り・雪山は原則として行わない旨の規約がありました。

「あやせ山楽会」との出会いは全くの偶然でした。
用事で訪れた公民館のあるお部屋のドアが開いていて、中から快活な声が聞こえ、覗くと、たくさんの登山用品が展示されていて、男性に交じって、女性たちが生き生きと見学者に登山の楽しさ、準備の重要さなどを説明している場面に出くわしたのでした。更年期の体調不良に悩まされていた時期に、同年代と思しき女性が、あのように躍動している光景に圧倒さ
れ、少しでも近づきたいと入会を決めたのです。若い時にスポーツもやったことのない私の衝動的な選択でした。

登山専門店で購入した装備で全身をすっぽり覆い、颯爽と登場した私でしたが、新人山行の高松山で早速へたばり、青息吐息で頂上まで到達したのを思い出します。

あやせ山楽会は、無理せずゆっくりしたペースで登れば、誰でも(技術を要する登山は別として)登山の素晴らしさを味わうことができるという考え方だったように思います。しかし、決してトレーニングを軽視していたわけではありません。それぞれの登山にはストックの使い方や、以下の項目などのテーマがあって、丁寧な指導が行われていました。

毎月行われる定例会では、登山のための体力のつけ方、登山専門団体の山行予定のお知らせ、危険の避け方、方位磁石と地形図の見方、山座同定の仕方、万が一の時のための心と物の準備、遭難の報道のあったときは、専門家が状況分析をしている資料配布など、いつも新しい情報を提供してくれていました。

山行記録は順番で行われ、場所と時間と感想を記録しました。自分の番の時は、登山情報誌を数冊読んで準備したものでした。

登山履歴表を作成してみて、楽しさ、苦しさ、達成感、挫折感などさまざまな気持ちがよみがえってきます。


 



         
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