2016年1月-2017年X月甲州街道を歩く
本日の関東地方の天気予報は「日中は曇り、夕方雨」でした。まさにその通りの天気で甲州街道歩きも不安なく、1日中快適な歩行を楽しむことができました。
今回の日野駅集合は、山綾会としては珍しく、集合時間ぎりぎりに過半数が到着ということになり、そんなに早く出てきたつもりのない私でしたが、集合場所を間違えたかどうかチェックする事態になりました。八王子での乗り換えが、通勤・通学時間帯と重なり、すんなり電車に乘り込めなかったようでした。
8:20分に歩行をスタートしましたが、駅前のバス停に並ぶ人の多さに、さすが大東京…と思わされました。人波を邪魔にならないよう歩いて30分もしないうちに、日野市にはコニカミノルタや、日野自動車工場など、広大な面積を持つ大工場が駅周辺に集中しているのがわかり、時間帯による混雑ぶりも推し量られました。
今朝のリーダーのご挨拶は、「お昼の場所まで、ただひたすら歩いてください」でした。脇目を振り振り、忙しく写真に記念の場所を収めて歩きました。
八王子市は、道の両側に銀杏並木が続いて、緑が美しかったです。
浅川に架かる大和田橋の上に、いくつもの焼夷弾の跡が見られましたが、「焼夷弾」を知らないメンバーが多くて、年代の違いを否応無しに知らされることになりました。その私も、焼夷弾が木造の日本家屋を効率よく焼き払うために、第二次世界大戦時に米軍が開発したものだとは知りませんでした。後日調べましたら、焼夷弾にも何種類かあって、「M69」という焼夷弾がそういう目的で作られたものだと知りました。同年代の男性はそういうことにおいても実に詳細な知識をお持ちだと感心しました。
美しい庭園の佇まいの高尾駒木野庭園を出て、裏高尾の道を小仏に向かって歩きますと、いつもの山行で親しんでいる、新緑に包まれたのどかな田園風景の広がる景色が次々と目に飛び込んできて、今日の疲れも吹き飛んでいきます。昨年度の「高尾山花めぐり」で出あった草花との再会も楽しいものとなりました。
バスの最終地点「小仏バス停」近くに来た時に、雨が降りだしてきましたが、傘をさす程度にもならず、天候も含め、よい山行になりました。
今日の私の万歩計は3万4千歩を超えていました。
日野宿で購入した甲州街道の宿場案内です。今回は浅川を経て横山宿から小仏バス停まで歩きました。 | |
「日野駅」から「日野自動車工場」へ |
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7:43 日野駅集合 私は7:33に到着、2番手の数名が8:00到着 ほとんどのメンバーが珍しくギリギリ到着 八王子での乗り換えが大変混雑したため |
8:16 日野駅を出たところで待ち合わせ 大勢の方が京王バス待ちをしていました。 |
8:42 右手の「日野自動車工場」前を通過 |
8:47 「日野自動車工場 西門」 大きくてびっくりしました。 |
8:50 「日野自動車工場」西門近くの工場内に「甲州街道 日野台一里塚跡」の立札が見えました。 |
「甲州街道 日野台一里塚跡」の立札 |
「コニカミノルタ東京サイト日野」から「高倉稲荷神社」前へ | |
8:57 またまた左側に大きな工場が現れました。 「コニカミノルタ東京サイト日野」 |
8:59 歩道橋を渡って右側へ |
9:02 立派な門構えの家の前を通過 |
9:02 銀杏並木 |
9:04 「高倉稲荷神社」前を通過 |
9:16 国道20号線を「大月 高尾」方面へ |
「とうふ屋うかい大和田店」から浅川に架かる「大和田橋」へ | |
9:20 「とうふ うかい」 |
「とうふ屋うかい」 |
9:20 甲州街道「多摩大橋通り」 |
9:26 甲州街道 上を走っているのは「16号線」 |
9:37 「浅川」に架かる「大和田橋」 |
終戦直前の8月2日に落とされた焼夷弾の跡 |
「大和田橋南詰」から「市守(いちもり)大鳥神社」へ | |
9:49 新町竹の鼻の「史跡一里塚跡」 |
八王子市教育委員会の一里塚の説明の碑 |
9:50 新町竹の花児童公園 |
9:51 永福稲荷社 竹の鼻稲荷神社とも呼ばれていた |
永福稲荷社の八光山権五郎像 1756年に力士八光山が再建し落成と同日に 相撲を奉納したと言われている。 |
芭蕉句碑 |
10:11 市守神社・大鳥神社 |
市守(いちもり)大鳥神社 |
「八王子駅入口」から「八王子追分の道標」へ | |
10:21 八王子駅入口 |
10:24 松任谷由美(ユーミン)の生家の 「荒井呉服店」 |
10:25 甲州街道 八日市宿跡 荒井呉服店の直ぐ先の夢美術館交差点の角 |
八日市宿跡について 戦国時代の終わりごろ、それまで関東を治めていた後北条氏が滅ぼされると、豊臣秀吉の命を受け、徳川家康が新たな領主となりました。 家康の統治下となった八王子では、それまでの八王子城下(現在の元八王子)から現在の市街地へ街が移転され、新しい街づくりが始められました。まず東西の道(甲州道中)が整備され、東から横山・八日市・八幡の三宿が開かれました。 江戸時代に入ると、八王子は甲州道中の宿場町として、また地域経済の中心都市として発展しました。なかでも八日市宿は横山宿と並び本陣と脇本陣が置かれ、山上家や荒野家が本陣役を務めるなど、八王子の中心的な役割を担っていました。 四のつく日は横山宿、八のつく日は八日市宿で六斎市が立ち、多くの人々で賑わいました。 参考文献 江戸時代の八王子宿 |
10:35 染料用薬品を売っている橋本要助商店で 面白い「ストーンアート」を見ました。 |
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10:37 古き良き時代を感じさせるお店に |
新時代の家庭ごみ処理用有料袋が売られていました。 |
代理店加島屋城所荘蔵商店全景 |
10:52 歩道橋から眺める銀杏並木 |
10:53 歩道橋を下りて甲州街道と陣場街道の分岐点に道標があります。「陣馬街道」のサイン の横に「左 甲州道中高尾山道」「右 あんげ道」 と彫られた八王子追分の道標がありました。 その手前に追分の道標の説明文がありました。 |
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「八王子市中央図書館」から「西八王子 蕎麦処 山泉」へ | |
11:05 八王子市中央図書館前通過 |
11:12 昼食の場:西八王子 蕎麦処「山泉」に到着 |
開店時間は11:30 少し外で待ちました |
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11:30〜12:15 楽しい昼食タイム ミニ天丼セット 税抜き1,300円 美味しかったです |
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「長房団地入口」から少し入ったところに「一里塚跡 高尾山道標」 | |
12:21 高尾山道標「右 高尾山」「左 真覺寺」 |
昭和2年新道建設時の図解入り甲州街道 |
一里塚跡「高尾山道標」と 「図解入り甲州街道」は 並んで立っています |
12:40 八王子市天然記念物銀杏並木 この右手に「多摩御陵」入口 「御陵」には向かわず、前進のみ |
「多摩御陵入口」から「小仏関跡・念珠坂」 | |
12:51 黒塀の古い門構えの家、 右側奥の家も同じ造り |
12:54 「高尾街道46」起点の道標 |
13:01 「高尾駅」を左に見て交差点を通過 |
13:18 「西浅川」の交差点で国道20号線と別れ、516号へ、「高尾駒木野庭園」到着 |
13:20〜13:30 「高尾駒木野庭園」で休憩 |
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13:40 史跡「小仏関跡」 |
13:41 「甲州街道駒木野宿」 |
関所跡の隣の公園の満開の八重桜の下で山綾会の記念撮影をしました。 関所跡の目と鼻の先に、ほんの少し高くなっている念珠坂があります。 ここを過ぎると、のどかな山道へ入っていきます。 |
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13:47 右端は「甲州街道念珠坂」と書かれた石碑 隣は地蔵さん |
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「蛇滝口バス停」から「小仏バス停」へ、そこで解散 | |
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13:53 蛇滝口バス停付近 前方には高速道路 |
13:57 「ふぢや新兵衛」の家屋と「上行講(じょうぎょうこう)」と書かれた蛇滝まで八丁を示す道標 2015/10/22 高尾山花めぐり Part-6で訪れた場所 |
14:00 高尾梅の郷(さと)まちの広場 2015/10/22 高尾山花めぐり Part-6で訪れた場所 |
14:01 「蛇滝水行道場入口」を通過)を通過 ここで左折し、山へ入って行くと蛇滝があります。 |
14:04 鯉のぼりと満開の八重桜 |
14:07 「するさしの豆腐」を 製造販売する峰尾豆腐店 寄せ豆腐やおからドーナツが人気です |
14:05 新緑の映える景色を眺めながら、本日最後になる「小仏バス停」への道を歩む |
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14:08 常林寺 |
14:21 「森の図書館」の看板 2015/03/26 高尾山花めぐり Part-1, 同年/09/24 高尾山花めぐり Part-5, 同年/12/17 高尾山花めぐり Part-8で訪れた場所 2015/03/26 高尾山花めぐり Part-1で訪れた山野草を育てていらっしゃる民家に今回もお邪魔し、丹精込めた草花を拝見しました。(14:22〜14:30 花は左端の写真) |
14:34 民家を出て再び小仏バス停への道へ |
14:44 本日のゴール「小仏バス停」に到着しました |
次回はここからスタートです。 |
2015年の高尾山花めぐり Part-1で訪れた、再訪問の民家の山野草 |
スミレ |
チゴユリ |
クマガイソウ |
サクラソウ |
イカリソウ |
イチリンソウ |
エンレイソウ |
ハナイカダの雌花 |
エビネ |
ホウチャクソウ |
マムシグサ |
日野駅 8:20 スタート・・・ 10:11頃 横山宿 ・・・ 13:41 駒木野宿 ・・・14:44 小仏峠 バス停 15:10発 ・・バス・・高尾山駅北口へ
歩行時間:(予定)約5時間 (私の携帯電話の万歩計:34,173歩)
自宅到着は5:00p.m.でした。
参加者:21名(そのうち男性は3名)
リーダー・サブリーダー:筒井さん・鈴木さん