2013年登山: 3/12金冠山&達磨山 3/19大霧山 4/20仏果山&高取山 4/23熊野古道中辺路(大日越え登り口〜湯峯王子跡) | ||
4/24熊野古道中辺路(小広王子〜比曽原王子) 4/25熊野古道中辺路(発心門王子〜小広王子) | ||
5/07熊野古道中辺路(近露王子〜牛馬童子) 5/08熊野古道中辺路(高原熊野神社〜滝尻王子・高野山) 5/09高野山 | ||
7/03達谷窟・毛越寺・柳之御所遺跡 7/04栗駒山 7/16霧ケ峰 | ||
山綾会山行参加 2013年 4月23日(火)〜25日(木) 5月 7日(火)〜 9日(木) |
コース: 宿を発つ(8:10) bus 発心門王子(8:32) 南無房宅址(8:34) 「ほんまもん」ロケ地(8:35) 猪鼻王子址(8:58) 船玉神社・玉姫稲荷(9:07) 三越峠休憩所(10:15) 湯川王子跡(11:05) 湯川一族の墓の看板(11:08) 蛇形地蔵(11:14) 迂回路の標識(11:45) 草鞋峠標識(13:11) 一里塚跡(13:21) 小広王子方向標識(13:15) 小広王子休憩所(13:32) bus |
5:00時に起きてテレビのスイッチを入れ、天気は晴れと確認し、着替えをして再度窓外に目をやると、元気な仲間が数名、水の少し退いた川に架かる橋を渡って向こう岸の露天風呂に行き、写真を撮っている姿が目に飛び込んできました。 早速私もカメラを持って出掛けました。 雨で増水した天然風呂は、手を入れても冷たかったですが、仲間の中には湯の出る箇所に出くわした人もいました。 この近辺は、2〜3m、場所によっては数十センチ掘ると川底から湯が湧き出るそうです。 この近くに、毎年冬の間、川を堰き止めて作る「仙人風呂」と呼ばれる広大な露天風呂が現れる場所もあると、宿のおかみさんが話していました。 2011年の第12号大型台風では、わずか数時間で1年分の豪雨があり、山間地帯では土砂崩れが起こり、河川に面した地域では大洪水に見舞われ、甚大な被害が出ました。そう言われれば、中辺路に向かうバスの中から眺めた切り立った山のところどころに土砂崩れの痕跡があり、今なお工事が行われているところがかなりありました。 昨日は、夕食までの時間がたっぷりあったので、私の宿泊部屋の仲間と一緒に、玄関前のカウンターに置かれていた災害記録の2冊のグラビアを眺めながら、おかみさんから当時の災害の状況をお聞きしました。 後世に残すべく作成された台風の被害状況、避難所暮らし、人々の助け合う様子、復興への努力などがまとめられたグラビアでした。 亀屋旅館も、1階の天井まで水に浸かり、後片付けが大変でしたが、古い木造建築は、汚れを取り去るだけでほぼ回復したので、先代への感謝の気持ちとともに、この旅館を大切に守っていかなければならないと感じたと話しておられました。 3月の第1回目の古道歩きの終点、九十九王子の中の五体王子のひとつ「発心門王子」からスタート。 船玉神社では、地元の有志の保存会の人たちと話す機会がありました。 すぐ隣にある対の玉姫稲荷の1つは大阪の玉姫で、もう1つが和歌山の玉姫だと伺いました。 毎年盛大な祭りが行われるそうです。 長い長い上り坂を歩き、休憩所ときれいなバイオのトイレのある三越峠(548m)に到着、30分休憩後、准五体王子の湯川王子跡に向かいました。 蛇形地蔵を過ぎると、地滑りのため、岩神王子への道は閉ざされ、一山越えるほどのなが〜い、なが〜い迂回路が待っていました。 C-1コースとはいえ、私たちは登山部に所属しているので、口数は少なくなりましたが、みな頑張ってひたすら歩き通しました。 右手に広がる山々の美しい新緑が元気を与えてくれていました。 また、先頭付近を歩く仲間のKIさんの発する「今53番目の道標に達しました。」にも元気づけられ、「皆さん、大丈夫ですか?私は“救心”も持ってきていますので、いつでも言ってください。」に爆笑したり、仲間のありがたさがひとしお感じられる山行でした。 <KIさんのメモより> 紀伊半島のキイがつく植物: キイジョウロウホトトギス キイシオギク(紀伊潮菊) 高野のコウヤがつく植物: コウヤマキ(スギ科) コウヤボウキ ナガバノコウヤボウキ コウヤノマンネングサ コウヤイボゴケ コウヤウメノキゴケ コウヤノエビラゴケ |